兄の場所
その夜は兄を名乗る男と
二人して大酒を飲み、
双方とも呂律(ろれつ)が怪しくなった頃合いで、

突然、
寝る、
と兄が言い出し、
そのままさっさと
床についてしまった。


なんだか取り残されてしまった心持ちで、
なによう、
もうちょっとつき合いなさいよう、
と、
喚(わめ)いていた私も、
そのうちに眠くなり、
兄の隣で寝入ってしまった。


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