秘密恋愛
【舜】









外にいるカップルの声が、潤の声に似ている・・・。




そう思った俺は、あわただしくカーテンを開けた。






そして、そこにいたのは―――







紛れもなく、潤だった・・・。






そして、男の方は、


今日、潤と仲良さそうだった奴だった・・・。








2人は、何か、楽しそうに話していた。








そうか・・・


このふたりは、きっと・・・。








そう思うと、俺の中に


黒くて、苦い感情が広がった・・・。






でも俺には、こんな風に思うことすら許されてはいないんだ・・・。










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