秘密恋愛

想い

【潤】







お互い、だんまり。



でも不思議と、気まずくはなかった


むしろ・・・



心地、いい・・・感じ?


というか、なんというか・・・。



落ち着く、って感じかなぁ・・・?




そんなことを考えていると・・・





――すっ


お兄ちゃんが立ち上がった





『??』




「文化祭・・・


まだ、終わってないから・・・」





――ぐいっ!


腕を引っ張って、


あたしを立ち上がらせたお兄ちゃん



あたしは次の言葉を待つ





「・・・一緒に、回んない?」




『――っ


う、うんっ!』






頭をちょっと掻きながら、


恥ずかしそうにはにかむお兄ちゃんが


とても印象的だった――









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