Replicant・Lover’s-L No.6 2 Method to human
その一瞬、何か違和感を覚えた。

今、オリジナルのジンがあたしの前に来る一瞬、さっきまであったものが無かったような?

あれ?

「ジンだ、よろしく。この馬鹿のお守だ」

『この馬鹿』であるレンを顎で示してから、手が差し出された。

頭の半分で、さっきの違和感の事を考えながら、その手を握った。

すると、ジンがあたしの手を握り返して、

次の瞬間、めまいが襲った。

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