Replicant・Lover’s-L No.6 2 Method to human
「壊れかけたあのレプリカとか?」

「そうそう」

配電盤のレバーを上げながら頷いて見せる。

「瞬刹だな」

「やっぱりぃ?」

いつものお気楽な笑みでレンが彼を振り返ると、彼はいつもの無表情でこう言った。


「ああ、新しい左腕はすこぶる性能が良いからな」


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