ホワイトデーの復讐
ピーンポーン…
玄関のチャイムが鳴った。
彰はソファーに寝ている紗也にタオルケットをかけ、玄関に向かった。
「おっすー」
「おう」
右手を上げてかるーく挨拶した男。毒チョコの被害者である満(ミツル)。
「お邪魔しまーす」
「わかってんなら来んな」
「ひでぇ!」
言いつつ、ズカズカと上がり込む。
仕方なく、リビングに通す彰。
「おっ!え、超美人!」
リビングに入った瞬間、ソファーに飛びつく満。
「もしかして、一個上の幼なじみって…」
「コイツ」
「マジで!?超可愛いじゃんか!お前が紹介したがらない理由がわかった」
可愛いー♪と、紗也を見つめる満。
『んん…』
コロリ、と寝返りをうつ紗也。狭いソファーなのに、落ちることなく器用に体勢を変えた。
おかげでタオルケットとスカートが捲れ、
「うはーっ、セクシー☆」
とか言われるハメになるのだが。
バキィッ
「いってぇ!」
「あんま見んな」
そう言ってタオルケットをかけ直した。
「こーなるから嫌だったんだよ…無防備はやめろっつったのに」
そう呟きながら。