ホワイトデーの復讐
「おとなしそーな外見しといて、実際これだもんな。で、俺たちは考えた!」
「何を?」
「ホワイトデーに復讐する!」
「…ま、頑張れや」
「他人事ぉぉ!?」
喚く満に、心底嫌そうな目を向ける。
「実際、俺食ってねぇし」
「可愛い幼なじみが殺られたんだぞ!」
「死んでねぇし」
「でもムカつかねぇ?」
「…ムカつく」
「だったら協力しろ!」
…結構流されやすいタイプの彰は、満の言葉にコクリと頷いた。
その時。
コンコン──…
『彰ー?』
紗也の声が、ドアの向こう側から聞こえた。