【短編】年下の彼


慌てておいかけてまたまた左側キープ。今日は幸せ〜!


でもあっという間にマンションの前。一人だと長いけど春くんがいるとあっという間。


「携帯だして」


ん?ひとまず言われるがままバックからオレンジの携帯を出す。


春くんは無言で受け取ると慣れた手つきで操作していく。


「はい。番号とアドレス入ってるから。」


え?え?えーー?!
あんなに聞きたかった春くんの連絡先がこんなに簡単にわかっちゃった!


「なんかお前日曜日遅刻しそうだし。一応。」


「ち、遅刻なんてしないよっ!でもありがと〜。嬉しい!」


「じゃ。」


また来た道を戻っていく後ろ姿に慌ててお礼を言った。


その日はずっと顔がにやけっぱなしで、幸せな気持ちで眠れた。




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