人面花 ~短編~

「・・・。」
私は、瑠璃のひまわりをかるくにらんで、瑠璃をみた。
瑠璃はクスクス笑って、『いい気味』とつぶやいてる。

「あーっ、仁君、もうこんな時間だぁー。」
「あっ。ほんと、高本さん、かえろう??」
あ・・・いいこと・・・かんがえた・・・
「いいよ・・・私はのこっとく・・・、」
といって、かるく笑った。
「あらそーぅ??せいぜい、そのひまわりをながめときなさいっ♪
じゃあー仁君2人でかえろぉおおっ。」
「・・・うん。」


仁君と瑠璃がかえって、私はある行動をした。

そうだよ、瑠璃のひまわりを・・・ぐっちゃぐちゃにしちゃえばいいんじゃない。

私は・・・瑠璃のひまわりの土をこぼし、あふれるぐらいの水をいれて、
肥料をいっぱいいっぱいうかばせた。

「これで・・・これでいいの・・・っ」
私はあやしまれないように、自分のひまわりを自分の家に
もってかえった。

「くすくす・・・瑠璃のひまわりも、醜いすがたねぇ・・・っ
さて・・かえろう。」





重い・・・

おもいおもい・・・

ひまわりをかかえて家にかえった。


明日の瑠璃の反応がたのしみ・・・






いい気味よ、瑠璃
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