Lovingkiss~ホワイトデー特別編~
「?…いいけど、何を?」


「彼女へのお返し…」



ちょっと照れながらそう言うと、結花は笑って了解してくれた。



「どんな感じの人なの?」


「…こんな感じ!」



携帯の写真を見せる。




「なんか可愛い感じの人だね!…じゃあ…」




結花は真剣に選び始めた。



隣で俺も真剣になって探す。





あっ!

…あれ。



一つのものに目がいき、手に取る。




「これなんてどう?」



手に取ったのとほぼ同時に結花が差し出してきた。




結花が差し出してきたものと自分の手にあるものを見比べる。



結花が持っているものは美雪の好きそうな柄だった。




でも…



「ごめん、結花。こっちにする!」




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