この想いを君に…
「あたし、バイトしようかと思う」

レースのある週に入って、あたしはパパに相談した。

お店を手伝う、と言っても最近は結構暇な時が多い。

あたしが学校を終わってからお店に言ってもほぼ仕事が終わっていたり。

「バイト?何するの?」

パパは少し心配そうにあたしを見つめる。

「この間、喫茶店の募集してたからそこにしようかと…」

パパはうーん、と腕を組んで考えていたけれど

「睦海がしんどくなければ」

そう言ってくれた。
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