この想いを君に…
「悠斗、帰ろっか」

用事を終えた芳弘パパが悠斗に声をかける。

悠斗は頷いて椅子から立ち上がった。

「じゃあ、むっちゃん」

悠斗は手を振る。

あたしも手を振る。



「彼氏?」

常連客の一人があたしに聞くけど。

「同い年、いや数ヶ月年下の叔父さん。
ママの弟なの」

ホント、普通なら彼氏に見えるのに。

どうして彼は叔父さんなんだろう…
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