この想いを君に…
「むっちゃん、大丈夫?」

翌日、学校が終わってバイトに行くと。

いつも優しく接してくれるユウナさんがあたしの顔を覗き込んだ。

「あっ…大丈夫です」

あたしは作り笑いをした。

…全然、大丈夫じゃない。

今朝もパパとは一言も話をしなかった。

無視、無視…

今までそんな事がなかったから、胃が痛い。

「無理しちゃあ、ダメよ!」

可愛いユウナさんの笑顔が…

今のあたしの癒しだ〜!!

「ありがとうございます!」

思わずユウナさんに抱きつくと

「むっちゃん、可愛い〜!」

と頭を撫でられた。



それを見ていた常連さん達からどよめきが上がる。
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