この想いを君に…
ST600が終わるといよいよGP125。

あたしと知樹の出番だ。

「むっちゃん」

後ろから声をかけられたので振り返ると。



「いつも通り、走っておいで」



光さんがあたしを抱きしめていた。

そして耳元で囁かれる。

顔が赤くなるあたし。



「親の目の前ではやめてくださいー」

パパが非難の声を上げて周りは爆笑の渦だった。
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