この想いを君に…
「そんなの、気にしなくていいから〜!」

あたしは光さんの背中にギュッ、と抱きつく。

「嫌」

…抱きついても、効果ナシ。

「それに24日は普通に仕事やし…
みんなで遊んでおいでよ。
俺を抜いたほうが楽しいから」

「あたしは楽しくないもん」

頬を膨らませていると

「じゃあ23日、デートしよう?
祝日やし」

光さんは後ろを振り返って人差し指で頬を突いた。

「プッ…」

「アハハ」

光さんは笑ってまた前を向いた。
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