この想いを君に…
「じゃあ、家でパーティーしようよ〜!」

真由ちゃん、あんたはホンマにパーティー好きやな…

「ウチの家ですれば…
そーちゃんもむっちゃんの事、心配せずに済むし、光くんも泊まっていけばいいし!
外に出ないから疲れないわよ」

真由ちゃんは楽しそうに微笑んでいた。

「でも真由」

門真さんは咳ばらいをする。

「睦海達はWデートをしたいんだろ?
ウチでしても意味ないよ。
デートにならない」

「あ、そっか…」

真由ちゃんのテンションは急に下がった。

…面白い。

気分が顔に出過ぎやで!



「23日、祝日ってお休みよね?」

真由ちゃんは上目使いで門真さんを見つめる。

「うん、そうだけど?」

じゃあ、と真由ちゃんは目を輝かせて

「お昼は4人で外でデートしてきて、夜はウチでみんなでご飯食べようよ〜!」



…何なの?その女子高生みたいな発想は?

門真さんも…止めろよ…
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