この想いを君に…
パーティーが始まると。

国分くんは知樹と泰樹と3人でサッカーの話で盛り上がり、桜はママと。
光さんはパパと話をしていて。

あたしはリコと話をしていた。



「むっちゃん」

リコは優しそうな笑みを浮かべて

「凄くいい家族や仲間よね」

いきなり、そんな事を言われて驚いた。

「えっ…?」

「ウチなんかさ、あんまり会話もないし。
こんな風に騒ぐ事はないし」

リコは口元に笑みを浮かべて

「パパは本当のパパじゃないって言ってたけど…
間違いなくあのパパはむっちゃんのパパよね」

あたしとリコはパパを見つめた。

光さんと楽しそうに話をしている。



「今日はホント楽しかった〜!」



ありがとう



そう言われたけど。

ありがとうを言うのはあたしの方だよ、リコ。



その言葉であたしは救われるし頑張れる。
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