さくらいろ *



ガラガラっ


教室のドアを開けると


すぐに春菜が目に入った


「はーるーなああぁぁー!!!!!!!!」



ガバッと春菜に抱きつく


「いったぁーい!!」


抱きついた瞬間
春菜のおたけび


よーく見ると


私のエナメルバックが 抱きついた瞬間に 腰に直撃したみたいっ


「ごめんごめんっ」


小さく謝罪する


「で?どーしたの?何かあった?」



腕を組ながら春菜が聞く

「あのねっ!ドキドキすんの!!」


「はぁー??ドキドキ?なんじゃそりゃ」



「だから!野田君...」


待てよ...


よーく考えたらここ教室じゃん


誰かに聞かれたらヤダし           やっぱり後で話そ


そう言い自分の席に着こうと向きをかえる


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