【詩集】優しい音は
せいとし
わたしは死んだ

何も覚えてないけれど

わたしは死んだ


死ぬってカナシイ

死ぬってサミシイ


なんだかわたしは
どういうわけか
ふわふわと飛べる


暗く静かなこの向こうには
明るくまぶしい光が見える


あの光のほうへ
あの光のほうへ

あの光の向こうには
何があるのだろう


まぶしい―――





わかった

わたしはうまれるんだ

巡り巡って
また新しい生をうけて

またあのせかいへ


うまれていくんだ

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