禁断トライアングル
第五章

知ってしまった思い

「どうして……」


こんな時間に、こんな所に


なんで結弥君が?


「なんで、こんな所にいるの?」


「あ、ちょっと……塾の帰りで」


結弥君、また目が潤んでる。


や、ば……。


「じゃぁ、俺、帰るんで……」


あぶねぇ。


マジで俺惚れちゃってんだわ。


「あ、じゃぁ途中まで一緒にいいかな」


「え?あ、はい」


そんな笑顔を俺に向けないでくれよ!!
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