機械魔法伝

第４説

　ガイ達は平原を歩いていた…


「…ん、何あれ？」


　前方に集落のようなものが見える。それも、随分と昔からある集落のようだ。


「楽しそう！行ってみよー！」


　キルはそう言って集落へと駆け出して行った。


「何か嫌な予感がするんだけど…」


　ライは、これから起こる不幸な出来事を予測して、集落に入るのをためらった。


「ライ君。僕はあの集落に行くからね」


　ガイはキルの後をつけて行った。


「あ！ガイが行くなら俺も行く！」


　渋々ながらもライは集落に入って行った。