つむぐ、

振り向いても大丈夫だと、

根拠も無いのに確信して、

たまに

君の後ろから

僕の手がそっと

添えられて、

微妙な速度で

押すんです。

君は、

何かに

気付いちゃったような顔で

こちらを窺(ウカガ)うんだけど、

ちっとも僕には

気づきはしないや。


でも、それでいいよ。

自分時になったから帰るね、




また、いつか




(死文)
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