つむぐ、


彼の‘死’を

確認した途端に、

わたしは

沢山の感情を知りました。

人の隙間や肉体に

うごめくソレを

あたしは、まだ、

知りませんでした、

闇が酸素を吸って、

隣に潜むなんて、

小さなあたしは

知りませんでした。

でも、

貴方の屍は

あたしの記憶となり、


ソレらを

見せたのです。



(歴史の端の)
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