二重人格弟に溺愛中


「け、けいぃ///////」



「なーに?」


さっきよりも縮まっている距離


あたしの吐息が圭の肌に触れる


圭を瞳に吸い込まれそう


あたしは呼吸をするのも忘れてしまう



「紅莉?」


さっきの発言って....告白?


「紅莉はずっと俺のものになるの」


これは...どう受け取ったらいいの?


だって、圭には美奈子先輩っていう
彼女ができたばっかで


...告白なわけないよね?



「さっ、帰ろう」



「うん....」


「寒いでしょ?
これ着て」


そういって自分のブレザーを脱いで
あたしに羽織わせた


「圭が寒くなる...」


とは言ったものの凄く嬉しい



「俺は走ったから平気。
紅莉が風邪ひくとか俺嫌だもん」
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