先生と私。
「あれ?保健の先生は?ってかなんで塚越がいんの?」
「すまんな。保健の先生は今他の生徒のところに行ってるんだ。代わりに頼まれたんだ。……どうしたんだ?」
「幸穂がこけて足けがしてて…先生手当て…」
「できるって。先生を甘く見んな。どれどれ…血が固まっちゃってるなぁ。
ちょっとしみるぞ。」
「いっ。」
「すまん。」
先生は手馴れていて素早く手当てをしてくれた。
「はい…幸穂足痛くないか?」
「痛いです…」
「もう出場種目ないか?」
「はい。」
「じゃあゆっくり休めよ。」
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