先生と私。

「幸穂大丈夫か?
体ふるえてるやんか。やっぱり絶叫系駄目なんとちゃうんか?」
「そんなことないよ…。」
「何言うてるんや。
無理したらあかんって言ったやろ?
絶叫系はやめて違うの乗ろ?」
「…うん…。」


しばらくいすに座る。


「先生ごめんなさい…。」
「何謝ってるんや。
絶叫系嫌いやったら正直言ってくれていいんやで。
怖い思いさせてごめんやで。」
そういって先生は私を優しくでも力強く抱きしめてくれた。
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