運命
失恋

恵美VERSION




ヒュルルル・・・・
ドーン・・・・



夜空に咲く華やかな花火。






「加藤、なんだよっこれ!」



私が雇ったボディーガードに無理矢理連れて来られたのは


私の大好きな人。

広瀬明良


私のことをおもいっきり睨んだ。




ドキンっ

そんな顔もカッコイイと思ってしまう私は、きっと馬鹿だね。



「だって・・・・そうでもしないと広、来てくれないでしょ?」

「ったりめーだ!
これから行かなきゃいけねぇんだよ!」



知ってるよ。
美愛ちゃんと約束してるんでしょ?
そこで告白するつもりなんでしょ?
広の事ならお見通し。



妬けるなぁ。



初めて見たよ、広のそんな必死な姿。





だけどお願い。
これだけは言わせて。

ごめんなさい、美愛ちゃん。




「・・・・広、・・・・好き・・・・・。」



広の動きが止まった。



「・・・加藤・・ごめ「わかってる!」



ちゃんと向き合ってくれるんだね。

そんなところも好き。



「わかってる・・・・振られるのも、誰が好きなのかも。」


何年見てきてると思ってんのよ。


「・・・・・・・・わり」



広はボディーガードを振り払って走って行った。


「いいの!」


追い掛けようとするボディーガードを止める。


もう、いいの。


私の恋は、花火と共に

散った。





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