my Life!!
「日南 沙耶、中学2年生のA型、2月8日生まれの水瓶座・・・だっけ?」
学園長室を出てから間もなく口を開いて確かめるようにあたしに聞いたのは・・・一樹君。
「えっ・・・あっ、はいっ」
何故そこまであたしのプライベートを知っているんだ・・・
「俺は、高橋 一樹、何て呼んだって良いからね」
何て言って太陽の様に微笑む一樹君。
「じゃあ・・・一樹君で・・・」
あたしは控え目に言うと、「あいよー」何て言って、ニコニコと笑っていた。
「あっ後、こいつは・・・」
「えっ・・・?」
一樹君は、桜庭 要に指を指す。
「てめーっ俺の紹介はいらねーんだよっ!!!」
キッと目つきを鋭くする桜庭 要。何・・・こいつ。
「ハァーッ・・・何だよ、お前ってやつは・・・」
ハァと吐息を漏らす一樹君・・・本当・・・こいつと居たら1時間でどれだけの溜息とストレスがたまるのだろうか・・・
「良いよー、一樹君、こんなやつ・・・あはは」
何てあたしは苦笑いをして受け流す。
「そう?まぁ、仲良くしてやってくれよー」
「うん・・・」