不良君と私の恋愛物語
「俺じゃ頼りない?」

「そんな事ないよっ!」

「ホントに…?じゃあ、今の気持ち教えて?」

「……。一緒にいて…。」

「素直でよろしい!」

「何それ…。」

クスッと笑って私の頭を一樹の胸に寄せた。

「好きだよ。」

「私も…。」

しばらくそのままでいた。

「熱上がっちゃうから、もう寝な。」

「うん。ありがと。帰りたくなったら帰ってね…。」

「そんな寂しい事言わないで。好きでここにいるんだから。寝なさい。」

ベッドに潜り込んだ私のおでこを撫でた。

風邪引かなきゃこんな事もなかったのかな、って思うと。

ちょっと風邪に感謝かも…。

一樹。

おやすみなさい…。


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