不良君と私の恋愛物語

「最近お前が大人しいからいきがってんじゃん？」

「まぁ、それだけなら良いんだけど…。冴子チャンの事知っちゃってるからな。」

その言葉に反応した。

「どーいう意味？」

「だから。気をつけろって事。一樹はともかく、冴子チャンは危ないだろ？」

「そう言う事。俺らも渡辺監視しとくし、なんかあったら冴子チャン守るけど、一樹がちゃんと守ってやれよ？」

「分かった。サンキュー。」

寝息をたてながら寝てる冴子。

俺のせいで危険が近くにあるなんて…。

昔の自分に腹が立った。

昔は目が合えば殴り合いで、手に負えない状態だった。