不良君と私の恋愛物語
「んー。俺さ、あいつが大っ嫌いなんだよね。」


あいつ…?


誰のこと…?


「分かる?あんたの彼氏。」

「え…?一樹の事…?」

聞き返した途端に私のあごを強く引いた。

「あいつの名前聞きたくないし、口に出すのも嫌なわけ。だからやめてくんない?」

「なんで…。」

「あいつさ、俺の女取ったんだよね。分かる?大事にしてた彼女。あいつに取られたの。思い出すだけでも腹立つわ!」

バンッと私をその場に押し倒した。

「俺も奪ってやろうかなっと思って。」


ニヤッと笑う。



「携帯貸して?あいつ呼び出そっか?女取られる苦しさ味合わせてやるし。」





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