不良君と私の恋愛物語
「別れ話も。もっとお前のこと信用してやれればよかったのに‥。そしたらこんなことにはならなかったのに‥。」

「ううん。いいの。」

「これからは、俺が絶対お前を守っていくから。だから、俺についてきてくれるか?」

「うん‥。ありがと‥。」

返事をすると、キスをしてきた。

「唇があったかい‥。生きてるだな‥。」

「うん‥。私ね‥?」

「ん?」

「ちゃんと一樹の声聞こえたんだよ。」

「え?」

「行くなって。帰ってきてくれって、ちゃんと聞こえたんだよ。だから戻ってこれたのかもしれない。」

「そっか‥。届いてたか‥。良かった。」

頭を撫でてくれる一樹の手が好き。

ん?って聞いてくるときの表情が好き。

唇も、さらさらな髪の毛も。

「あ、染めたんだね?」

「あ、うん。似合う?見て見たいって言ってたじゃん?」

覚えててくれたんだね‥。

あんなひどいこと言ったのに‥。

グスっと泣き出した私に戸惑いを隠せない一樹。







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