不良君と私の恋愛物語
「ちょっと待てよ。」

横を通り過ぎて行こうとした冴子にとっさに腕を掴んだ。

「っ!嫌っ!!」

掴んでた腕を振り払った冴子はちょっとだけ震えていた。

「あ…。ごめん…。」

きっと。

あの時の事が体に染み付いてるんだろうな…。

知ってたハズなのに…。

俺と冴子の間に流れる変な空気を察してか美里が口を開いた。


「あっ!あれ?二人知り合いっ!?ってかみんな何やってんの~?!」

黙ってる俺を見兼ねてダチが代わりに口を開いた。

「あ、あぁ!ちょっと覗いてみようって事になったんだよね。」

「そっか。じゃぁちょっとみんなでガスト行こうよ☆」

「美里チャン☆ナイス☆行こうぜー☆」

「ほら。冴子も♪」

「うっうん…。」

美里の計いで全員で行く事になった。

前みたいに断らないんだな、あいつ。

ちょっと気まずい雰囲気を醸し出しながらみんなでガストに向かった。


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