ワンシーズン・ラブ
『どーしよっか?』

新宿のネオンを浴びながら、二人は歩いた。

『どっか喫茶店とかでもはいる?』

「んー…もうちょい歩かねぇ?」

『うん?でもつまんなくない?』

新宿に毎日の様に通うモモには見慣れた風景が続いていた。

「そぉ?俺はモモとこうやってあるいてるだけでも楽しいけど…?」









『え』



「でもモモがつまんないなら『あ、違うの違うの!雪也がいいならいいの!』

「そぉ?」

『うん』


嘘じゃなかった。
実際その瞬間に見慣れたこの街が別世界に見えたから。




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