「…はい、コレ。大丈夫?」

「……」

少女が顔を上げた。

(…大学生ではないかな?高校生くらいか?)

「……」「……」

(…何で受け取らないんだ?口もきかないし…もしかして喋れないのか?)

「…あの…コレ、鏡。君のだろ?」

「……」

(気まずい…らしくないことするんじゃなかった)

「…綺麗」

「え?」

「綺麗な目してるね!」

「……?」

(綺麗な目って…俺のこと…?)

ゴーン!ゴーン!

「あっ!鐘なった!」

「鐘?」(チャイムのことか…?)

「もう帰らなきゃ!じゃーね!」

少女は一目散に走り出した。

「えっ!?ちょっちょっと!コレ、鏡!」







< 8 / 8 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop