春が来るまで…
六月、運命の席替えの日がやってくる。




席替えは、先生が決めるのではなく、くじ引きだった。




完全に運頼み。




僕は、『ぇぃゃ!』と小さい声で叫ぶと、箱の中から一枚紙を取り出した。




18番。




女子は奇数で男子は偶数。




全員がくじを引き終わると、ガタガタと席替えが始まった。
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