【企】エープリル・フール
LOVE
―――翌日。


私は、サークルに顔を出した。

タケルに会ってちゃんと、向き合っていくって。


エープリル・フールに言った、¨大好き¨は本当だって伝えたかった。


菜々子先輩を見ていてもいい。

こんな形で、気まずくなんかなりたくない。


だから、私に勇気をください!

深呼吸をして、扉を開ける。


「おはようございます!」


「…ちえちゃん!お久しぶりじゃない!」


先輩たちは大歓迎で迎えてくれたんだけど。


辺りを見渡しても、タケルの姿はない。


やはり、私のせい?だよね!


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