“涙空”㊤
『ハァ!何で言いきれんだよ!』

『美佐…ゆっくりで言いから美佐の言葉で言ってあげて…』

『彩…わかった!』

私は彩を信じて話す事にした。

周りには他のクラスの人がいる。

啓太と和紀はいないけど私は彩がいるから頑張る。

『あ…あのね…私…啓太の家に行ったのは事実だよ…でもあれはただ春奈の事を言いに言ったんだ…春奈を好きになって!って…ただそれだけなの…』

私はゆっくり話した。

『美佐…本当なの?』

「なぁんだ!そうなのかよ!」

百合とクラスのみんなは信じてくれた。

『信じてくれるの…?』
「愛は美佐の言葉…信じてない…」
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