“涙空”㊤

大好き

『今日…本当は和紀と2人で遊びたかったな…』
私は和紀に甘えてしまった。

「何だよ!言ってくればいいのに!俺だって今日は美佐と遊びたかった」
和紀も同じでいてくれたのが嬉しかった。

『本当に!』

「じゃあ!今日は夜まで遊ぼうぜ!」

『ヤッター!じゃあ美佐の家でいい?お母さん1人じゃ心配だし!』

「いいよ!美佐は本当に思いやりがあるな!大丈夫やで!」

『じゃあ私の家で遊びまくろぉ!』

私はテンションが上がりながら家に向かった。

家に着いてからも私はずっと笑顔だった。

『たっだいまァァ!』

元気よく挨拶をする。

『おかえりィィ!あら?どちら?』
< 110 / 125 >

この作品をシェア

pagetop