小さな命~3歳になれなかった子~
第1章 出会い


ミサは22歳の普通の子だった

しかし、彼にも親にも言わず、一人で子供を産んだ

子供は臨月を待たず、3ヶ月も早く産まれてしまったせいか、身体が小さく機械によって呼吸をさせられ、手や足にはたくさんの点滴が刺さっていた

母の私から直接母乳を飲めず、鼻から胃まで細いチューブをいれられ、これもまた、機械で絞られた母乳をお腹に入れている



この子を産んだとき、嬉しさとともに、申し訳ない気持ちで胸を締め付けられた


それでも、一生懸命生きようとする我が子をみて、ママも頑張る気力をもらっていたんだ・・・



子供の名前は『カンナ』とつけた

父親はいない。

私がカンナの母親であり、父親であるのだ



毎日病院に面会にいったが、頼れる自分の親もいない


仕事を行いながら、カンナの看病に明け暮れていた毎日・・・





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