キャラメル
「えっ!?」




動揺しているあたしをよそに,
ボーイさんは布団を敷き始めた




敷き終わると
「俺隣にいるから何かあったら
すぐ言えよ」




そう言って玄関で靴を履いた




そしてこっちを見て
「俺も好きであんな仕事してんじゃ
ないんだ…今日はごめんな」




そう言って出て行った―




ありがとうを言う暇もなかった




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