暗影の国のアリス
第8章:「ユメのまたユメ」
アリスは穴をひたすら落ちつづけていた。

アリス
「もー!!!いつまで落ちるのよ!!!!

どんッ!!

アリス
「い・・・・ったーい!!

気づくとそこは真っ暗闇。
周りを探しても、暗すぎて分からない

アリス
「・・・ここ・・・どこ?

???
「ここは君だけの世界だよ。

アリス
「!!!!

よく見ると、そこには
ちいさな真っ黒なウサギが立っていた。

クロウサギ
「アーリース♪
はじめまして?かな。

アリス
「黒い・・・ウサギ・・

クロウサギ
「うん!僕はクロウサギ♪

アリス
「白いほうは・・・?

クロウサギ
「シロウサギ?・・・はは♪
あんなもの。

怖い。
でも動けれない。

クロウサギ
「それにしても、アリス。
君は随分と深い闇だ

アリス
「・・・・?闇?

するとクロウサギは
語り始めた。

クロウサギ
「あぁ。随分と深いよ。
僕はね、アリスの心の闇でできてるんだよ

アリス
「心の闇・・・・?

クロウサギ
「そう。心の闇
今のアリスは、闇でかこまれてる。
おかげで僕が真っ黒さ?

アリス
「わたしの心の闇が、クロウサギ?

クロウサギ
「そうさ。
暗影の、闇。

アリス
「あんえい?

クロウサギ
「未来に希望がない
アリスには未来がないんだよ。



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