暗影の国のアリス

「ふーん!!!おもしろ。
行こう!!!

彼はわたしの腕をつかみ
走り出す。
いろんなところに連れて行かれた挙句
着いたのは・・・

アリス
「・・・・学校・・・

「これ学校?へぇ!!

もはや、あちらの世界を懐かしく思うようになっていた。
だってここは始まりの場所。
ここがあったから、わたしはあんな風に笑って・・・

「さぁ!今日は楽しかったよ!ありがとな。

アリス
「・・ねぇ・・あなたは誰?

気づけば口にしていた言葉
黙り込む男の人

アリス
「あなたは私を知ってるのんでしょ?

「学校いっといけばいい、あちらの世界を選ぶんだろう?

アリス
「あちらの世界・・・?

「アリスだけの世界
アリスのための世界

わたしはどうすればいいか分からなかった
こちらの世界に戻りたいという気持ちは
まだなくなってなんていなかった。
でも、名前すら忘れてしまっている今


―私が望むのは・・どっち?―


クロウサギ
「アリスは僕のものだ。

男の姿は意図も簡単にクロウサギへ変わっていた

アリス
「!!!!!

クロウサギ
「君は僕で、僕は君。
最後にもう一度チャンスがある。
そのとき、お前がどちらを選ぶか。
すべてはアリス。君しだいだよ

アリス
「あたし次第・・・





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