恋愛スキル



夜ということもあって、辺りは暗く、俺はとっさに背を向けた。

それだけでも十分で、俺の存在に気づく事なく、春瀬は俺の後ろを通り過ぎて行った。




ひょんな事から…



浅利の気持ちを知ってしまった俺…



あんなに知りたかった事なのに。


何故か今は、聞いてしまった事を少し後悔している。


浅利にとって緋乃は妹…。

妹として見ている緋乃を覆す事は、相当難しい事だと思う。



俺は…何だか複雑な気持ちだった。



< 100 / 168 >

この作品をシェア

pagetop