恋愛スキル


私は食事を済ませ部屋に戻ると、行く行かないと、自問自答を繰り返していた。




本当は行きたい。


浅利先生に逢いたい。



先生と約束したあの日から、ずっと楽しみにしていたのだから。


でも、親の言葉は絶対で…私にはそれを破る事が出来ない…。


私はベッドに仰向けに転がり天井を見上げた。



どうしよう



私はどうするべきなんだろう…



どっちを選んでも、後悔する事は目に見えていた。




浅利先生との約束は18時。




時計を何回も気にする私。





そうしている間にも



時間は刻々と過ぎていく…。






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