addiction to you~恋はココから始まる~
「頌歌、心の声が駄々漏れだよ」
「えっ!!」
頌歌は驚いた。
「別にいいだろ、理由がカッコイイでも」
「まぁ、似合ってるけどさ…」
「それと、高校で彼女が出来たら大変だよ」
瑛歌は言う。
「何で?」
頌歌はソレを聞いて首を傾げた。
「青葉は男子校、まっ来年から共学だけど」
「確かに、男子校で彼女が出来たら大変だね。いや気持ち悪いね。そんな趣味になってたら、私は軽蔑して兄妹である事を止めるよ」
頌歌はサラッと言った。
「うん、大丈夫。そんな趣味にはならないから」
「来年からは共学なんでしょ」
「いいね。俺等が入学する時には女子はいるんだから」
燦歌と繭歌は言った。
「うわっ、燦兄ィと繭兄ィ…そう言う目的もあるんだ…」
頌歌は双子を嫌な目で見る。
「「兄ちゃん達は頌歌一筋だから」」
「お前らは妹離れしような」
瑛歌は言った。
「「無理」」
「即答ッ!!」
あまりに早い返事に瑛歌は叫んだ。