コンビニラブ
なんとか誤魔化せたようだった。


それにしても、
そんなことを、とっさに口にできた自分に驚きはしたものの、

そう言われて、
まんざらでもなさそうな由衣にも、少し、焦らさせられた。



家に着き片付けを済ませ、シャワーを浴び直すと、
バイトの時間まで爆睡する伸治。


アラームが鳴り、無理矢理目を抉じ開けてみれば、
それまでの、由衣との会話での気疲れなど、どーってことはなかった。


(もっと、気楽にいこう。お互いにもう、ガキじゃねんだし。)



言い方は悪いが、
まだ、お試し期間中と思っていた伸治は、
由衣の“その気モード”に、
今、やっと気が付いたのだ。


「なる時はなるし、ダメな時はダメになるかぁ!よっし!」


何の気合いだったのか?

ユニフォームに着替え、下へと降りて行った。
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