コンビニラブ
「お、伸治くん。」

「こんばんわ。」


オーナーがレジに入っていた。


「昨日は悪かったね!トシの奴、裕子ちゃんの実家にあいさつがてら送って行ったら、なかなか、帰ってこれなくなっちゃったってさぁ。」

「聞いてます。若奥さんの同窓会があるんすよね!」

「ああ!いつもチビ助のこと追い掛け回して、デカいガキの世話してんだ。たまには息抜きしてもらわねーとさぁ」

「デカいガキ?」

「トシのことだよ!ったく、裕子ちゃんにしてみたら、子供が二人いるようなもんだから!」

「ははは。」

「なんだよ!こんなもんで良いのか?もっと、ちゃんとしたもん喰わねーと!」

「オーナー!他のお客さんに聞こえちゃいますって!」

「っと。そりゃマズいわな!ははっ!」

「じゃあ、あとで!」

「おう、頼むよ!はい、いらっしゃいませ、毎度どうもー!」


普段は、下のコンビニでの買い物はしない伸治だった。

でも、今日は仕方がない。

あまり時間が無かったので、弁当を買って済ませ、とにかく、バイトする態勢にしなければならなかったのに、
疲れがとれずに、やっぱり怠く、
空腹のせいかと思いきや、
あまり食欲もなかった。


「やっべ、夏バテか?」


そして、時間まで横になっていた。
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