コンビニラブ
「それにしても、ちひろ達には見せつけられっぱなしだったねぇ。」

「あ〜。」


伸治にしてみれば、“やっと解放された〜”という気分でいっぱいだった。


「大丈夫?酔っ払っちゃった?」

「大丈夫だよ。」

「じゃあ、うち寄ってかない?まだちょっと早いし!」

「でも俺、結構酔って」

「いーじゃん別に!だってつきあってるんだから、あたし達!」

「…」

「でしょ?!」


由衣が誘っているのがわかった。


「こんだけ酔ってると、うまくイカナイかもしんないと思って…男としてさぁ。」

「…あははは、やだ〜、もう!」



結局、由衣の部屋の前に伸治は居た。


「は〜い、どうぞ。」

続いて伸治も中へ入り、
鍵をかけながら、

「でもすぐ帰るから。」

そう言って靴を脱ぎ、
一歩踏み込んだ、
その瞬間、

突然、由衣が抱きついてきた。


「どした?感化させられたか?」

「…伸ちゃんは?なんともないの?」

「さては酔ってんなぁ?」


伸治は微笑みながら、由衣の背中に腕をまわした。


そして、
顔をあげた由衣と唇が重なると、
二人は、傾れ込むように、ベッドまで辿り着いた。
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