金色の花
何か言おうとする従者を手で制し、ゆっくりと前進した少年は、小屋の隅に置いてある中ぐらいの大きさの箱の前で立ち止まった。
音がしないように剣を抜き、突き立てようと構えた時、この場にはおよそ不釣合いな物音が箱の中から聞こえてきた。
「マーシャ?」
消え入りそうな小さな声は明らかに少女のものだった。
しかも、聞き間違えでなければ、ごくごく幼い。
剣をおさめた少年は、無言で箱を見下ろしていたが、やがて何かを思いついたように、箱の蓋を持ち上げた。
音がしないように剣を抜き、突き立てようと構えた時、この場にはおよそ不釣合いな物音が箱の中から聞こえてきた。
「マーシャ?」
消え入りそうな小さな声は明らかに少女のものだった。
しかも、聞き間違えでなければ、ごくごく幼い。
剣をおさめた少年は、無言で箱を見下ろしていたが、やがて何かを思いついたように、箱の蓋を持ち上げた。